ハーレーのトルク性能は高いのか

トルクは回転する力のことで、バイクの場合はクランクシャフトがどれくらいの力で回っているかを表しています。馬力と混同されることが多いですが、馬力は回転数も含めた仕事量なので、単純に回転数を比較する場合はこちらで比べます。

スペック表に記載されている最大トルクの数値は、そのバイクが最も回転する力を発揮する時の数値のことです。エンジンの回転数によって変動するので、必ずしも回転数を上げるほど数値が高くなるわけではありません。この変動はエンジン性能曲線で表されていて、曲線がなだらかな方が扱いやすいエンジンということになります。

ハーレーはアメリカ大陸をゆっくりと走る大型バイクなので、加速力に欠けると言われることが多いですが、スポーツスターファミリーからは加速力が高く、わずか3000rpmで9.50kg-mの高い数値を発生させる車種もあります。低中速域であれば、国産バイクにも勝る力強さを発揮してくれます。

ハーレーは遅いから国産バイク乗りは一緒にツーリングしたくないという人もいますが、新しいエンジンを搭載したハーレーであれば、国産バイクと一緒にツーリングを楽しむことも十分可能です。スポーツスターならばワインディングもしやすく、曲がりくねった峠道などのコーナーを攻めることもできます。

日本のバイクの方が性能が高いと思われている節がありますが、ハーレーは後輪二重による安定感も抜群なので、スムーズなライディングを楽しむことができます。