ハーレーは総排気量でパワーが違う

総排気量(排気量とも呼ばれる)はエンジンが一度に吸い込める混合気の体積で、吸い込める量が多いほど大きな爆発を起こすことができるので大きなパワーを生むことができます。ハーレーは750ccを超える大型バイクです。

排気量の単位は料理でよく出てくるcc(ml)です。1気筒あたりの排気量が大きい方が力を出しやすいのですが、そのぶん部品が重くなってしまい、各部の負担が増えます。小さい方が負担が少なくて壊れにくい傾向にあります。ハーレーはV型2気筒エンジンなので、クルーザーやスポーツバイクに適したパワーを生むことができます。

現在発売されているハーレーの総排気量は、883cc、1201cc、1246cc、1584cc、1689cc、1801ccの6種類で、1801ccは特別なモデルにだけ搭載されています。装備が重いツーリングスターは1689cc、ソフテイルやダイナは1584cc、V-RODは1246cc、スポーツスターは883ccと1201ccの2種類のラインナップです。

排気量の数字が中途半端なのは、キュービックインチで設計されているからです。国産車と排気量の単位が違うので、こんな半端な数字になっています。排気量が大きいほどパワーが強くなりますが、そのぶん力が強すぎてハーレー初心者だとバイクに振り回されてしまう可能性もあります。

大きいほど良いというわけではなく、自分の目的にあった数値を選ぶことが大切です。